ファウスト9  ある新聞社のある方の欲望へ・・・

     胃や腸と同じ臓器である脳は、記録媒体です。
     AさんとBさんが街を歩いていて、
     色白の女性とすれ違いました。

     AさんとBさんは、女性の白い肌を見て記録します。

     白い肌に性的価値を持っているか…
     持っていないか…
     は、心のなかの性的欲望の仕事です。

     ですから、同じ人間として同じ脳である、
     AさんBさんの脳が記録したものの、
     女性の白い肌に性的価値をもっているAさんの性的欲望は、
     それを再生し興奮しますが、
     小麦色の肌が好きなBさんは、
     それを記録はしてありますが、再生する事はありません。




     これが内面心理と脳の違いです。




     貴方は何故…
     そのような性的妄想をしているのでしょう?
     何故…
     その妄想で性的興奮しているのでしょう?

     五感による物理的記録媒体としての脳の機能は、
     これ等の事をしていません。

     脳は記録します。
     記録したものに価値を与えるのが…
     心理・心です。



     白い肌に性的価値を持ち…
     それを思い出し…
     肉体的接触を想像し…
     肉体に性的興奮状態が表現されます。


     ホルモン・心拍・血流の変化は性的欲望の望みであり、
     それをキープし持続させて、
     われを忘れた状態を作り出します。
     それは、射精まで続きます。

     性的欲望の最終目的は射精ですから、
     それが済めば性的興奮も終わります。

 





     貴方は、
     「何を偉そうな事を言ってるんだ!」 
     と怒りますが…
     どのような心理的しくみで怒る事になっているか・・・
     分かりますか?

     シナプスとか微電流とかホルモンとか…
     それはあくまでも怒りの肉体的表現のスイッチ・レバーです。








     肉体は、物理的反応体ですが…
     私たちの精神は、この肉体に浸透しています。
     肉体に精神が生きているのです。
     ですから…
     生命とは精神浸透体であり、
     全ての命がそうなのです。

     それ故…
     小さな命にも、痛み・苦しみ・悲しみ・恐怖・・・
     が存在するのです…。


     おぞましい・恐ろしい事をされて・・・
     無垢な命が痛くないはずが無いでしょう…。

     またひどい目に遭わされるのではないか…
     と、恐怖を持つのは当たり前の事でしょう。

     何も悪い事をした覚えが無いのに、
     痛い目に遭わされることに、
     悲しみの声をあげるのは当然のことです。


     他者の痛みが分かるようになる事が進化です。


     ですから・・・
     優れた人物というのは、命に対する差別をしません。




  
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     臓器としての脳は…
     私たちもゲーテも同じものです。

     違うのは…
     内面心理です。


     ゲーテの内面心理は…
     人間をこのように認識した…。
     人生をこのように認識した…。
     社会をこのように認識した…。
     世界をこのように認識した…。
     宇宙をこのように認識した…。
     生命をこのように認識した…。

     その精神・心が…
     私たちと同じ脳を使いファウストを書いたのです。




 


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